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「アナタニサマ」とは…。

 古い港町、小樽に昔から伝わる文学の妖精。真冬の厳寒の夜、現れるといわれています。薄明りの街灯の下、毛むくじゃらの小さなアナタニサマは、「アナタニ」と、一冊の本を差し出します。受け取って本のページを開いたが最後、読むのが止まらなくなり、その場で凍死してしまいます。
 身を守るための呪文は「ヨミマシタ ヨミマシタ モウヨミマシタ…」。すると妖精はたちどころに消え去りますが、死なずに助かった人は皆、生涯、嘘をついたことを後悔し、永遠に失われたその本の幻を追い求め、文学の果てしない魅力に取りつかれることになるといいます…。



Anatanisama, the story.

 “Anatanisama”, a book fairy, is said to show up on the street in Otaru at night in the middle of winter. First wittnessed about 100 years ago, it would offer you a book and say, “To you (Anata Ni).” If you receive the book and start reading, you cannot stop because the book is so fascinating, and will freeze to death.
 The only way to survive is to say, “I’ve already read it.” Then, Anatanisama will disappear right away.
 However, it is also said that those who survived would regret telling a lie for the rest of their lives, craving to know what the book was about, and thus, captivated by the magic of literature.



2月2日は「アナタニサマの日」。

 文献記録で確認できる範囲では、アナタニサマが小樽に初めて現れたのは大正8年(1919)1月19日。1月26日付「日日小樽」に、凍死した男と「アナタニサマなる怪物の噂」に関する記事が掲載されています。
 その後目撃証言が相次ぎ、別の資料には、同年2月2日に色内でアナタニサマに遭遇した女性が「モウヨミマシタ」と答えると消えて命拾いをしたという逸話が、アナタニサマの絵姿とともに残されています。
 そして小樽ではいつからか、2月2日に大切な人に本を贈るとその人はアナタニサマから守られるという風説が広まりました。読み始めたら止まらないどんなに面白い本も、極寒の中で読み始めさえしなければ命を落とすことはありません。
 「た~んと本読んで アナタニサマに モウヨミマシタ ゆうちゃろう」
 当時の小樽の子どもたちのあいだでは、そんな唄までも流行ったそうです。
 今年の2月2日、あなたも大切なだれかに、心から読んでほしい本を贈りませんか。小さな文学の妖精がその人の前に現れても、安心して呪文を唱えられるように。
 「ヨミマシタ ヨミマシタ モウヨミマシタ…」


February 2nd is “Anatanisama Day”.
Give your favorite book to your loved one.

 According to an old story, a woman barely escaped death when she was offered a book by Anatanisama, by instinctively saying “I’ve alrady read it” .
 That happened on February 2nd in 1919, and since then, people in Otaru is said to have started giving, on that particular day, their loved one their favorite book so that they could say “I’ve already read it,” when they ran into Anatanisama.
 Let’s give a book on February 2nd and tell your loved one the spell;
“I’ve already read it!”

2025年アナタニサマカレンダーとポストカード、
小樽市内4カ所で販売しています。
各所に一人、アナタニサマがお待ちしております。

カレンダー
A3サイズ カラー 13枚綴り 1,650円


ポストカード
アラベールナチュラル 200kg使用 150円
市立小樽文学館 小樽市色内1-9-5
洋食台処なまらや 小樽市花園3-6-6
がたんごとん 小樽市塩谷2-41-5
ジーンズショップロッキ 小樽市稲穂4-5-17



終了したイベント


アナタニサマが、新しい仲間とともに小樽に帰ってくる…。

「アナタニサマのいる街、再び」
10月11日(金)~16日(水)
裏小樽モンパルナスにて開催決定!

「アナタニサマのいる街、再び」展
同時開催!

10/11(金)、12(土)
12:00~18:00
アナタニサマCafé
by BAR エゾリスオタル

10/13(日)、14日(月祝)
12:00~19:00
Café de ReguRegu

@rental café GBGB
(展示会場右隣)

2024年夏休みアナタニサマ×市立小樽図書館企画

「アナタニサマごっこでおすすめされた本の展示」

X(旧Twitter)で「アナタニサマごっこ」にご参加いただいた皆様に紹介していただいた本のうち、市立小樽図書館に蔵書がある本を、ご紹介者の写真とコメントを掲載したカードと一緒に、展示!
「夏休み課題図書・指定図書」と一緒にこども向け本を、カウンター前では郷土資料と一緒に大人向けの本を展示しています。
ご来場の方には「アナタニサマ×たるばとちゃん」コラボ栞をプレゼント中。
冷房が効いた「冷やし図書館」でぜひご覧ください。
場所:市立小樽図書館
期間:2024年7月23日〜8月29日

アナタニサマごっこ、やって〼。
アナタニサマスタンプも配布中!
(スタンプの配布は終了しました)

 2月2日の「アナタニサマの日」に大切な人にあげる、心から読んでほしい本を教えてくれませんか?
 アナタニサマになって本を差し出している写真を、本への思いを込めたコメントと一緒にX(旧Twitter)に #アナタニサマごっこ をつけて投稿し共有してください。アナタニサマ公式Xでリポストします。
 アナタニサマになる方法は二つ。
(1)下記のアナタニサマスタンプからお好きなものをダウンロードして、撮影した写真にコラージュする ※ダウンロードの期限は2月18日です。
(2)昨年販売した「アナタニサマ手拭い」をすでに持っているというマニアックな方は、手拭いをかぶる
 #アナタニサマごっこ がついた投稿で紹介していただいた本は、市立小樽図書館の協力により、今年の夏休みの「おすすめ図書」として写真、コメントとともに展示、貸し出される予定です。
 どうぞふるってご参加ください。



Join in Anatanisama gokko!

 This is how you play Anatanisama gokko;
1) download your favorite Anatanisama stamp below (download possible until February 18th)
2) edit with it a photo of you handing out a book you are going to give on Anatanisama Day, pretending that you have become Anatanisama
3) post the edited photo and your comment about the book on your X with #anatanisama, and share it with the world!



アナタニサマになってみた。
I've become Anatanisama!

 アナタニサマの日に贈りたい本、ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」。 映画の一作目のファンタジー冒険物とは違う、本当の物語がわかる後半部分が特にオススメ。買ったのはなんと38年前。ずっと大切にしています。

 I will give "The Neverending Story" by Michael Ende. I especially like the latter half of the book, which reveals what the story is all about. I bought it 38 years ago and have loved reading it ever since.

 私があげるのは「奈良美智終わらないものがたり」(イェワン・クーン著)。大好きな奈良さんの絵をたくさん見てほしいです。

 I will give "Yoshitomo Nara" by Yeewan Koon. I love Nara san's paintings so much!




アナタニサマスタンプダウンロード(2024年2月18日まで)
Download Anatanisama stamp (until February 18th,2024)

遭遇年月:大正8年2月
遭遇者:畑山サチ(当時38歳)
証言:身長は150センチ位。ボサボサの髪に大きな目で、細くて長い手足にマフラーを巻いていた。
遭遇年月:大正10年12月
遭遇者:笠屋万寿雄(当時40歳)
証言:身長1メートル位。毛皮の帽子に丸い眼鏡をかけ、獣のような体。小学校の時の担任の女性に似ていた。
遭遇年月:大正14年1月
遭遇者:竹嶋トヨ(当時21歳)
証言:身長1メートル位。大きな顔に大きな目で、顔以外は毛に覆われていた。
遭遇年月:大正15年2月
遭遇者:楢原軍司(当時18歳)
証言:身長1メートル位。全身が白い毛に覆われていた。まるで仏様のように神々しかった。
遭遇年月 :昭和元年12月
遭遇者 :池田良太(当時20歳)
証言 :身長1メートル位。
大きな顔に大きな目で、毛だらけだったが、人間の子供のようにもみえた。
遭遇年月 :昭和2年2月
遭遇者 :伊藤カナ子(当時21歳)
証言 :身長1メートル位。顔は大きく、目は少し離れていたが大きかった。体は毛だらけで人間の子供みたいだった。
遭遇年月 :昭和2年2月
遭遇者 :正岡勝蔵(当時28歳)
証言 :身長1メートル位。大きな目で、ベレー帽を被っており、狸のような体をしていた。
遭遇年月 :昭和3年2月
遭遇者 :森下孝三(当時18歳)
証言 :身長1メートル位。大きな顔に大きな目で、毛だらけの体。手足は短かった。
遭遇年月 :昭和3年12月
遭遇者 :本田洋二郎(当時32歳)
証言 :身長1メートル位。
毛皮の帽子に眼鏡で、なんとなく母親に似ていた。体は毛に覆わていた。
遭遇年月 :昭和4年1月
遭遇者 :花田ツル(当時19歳)
証言 :身長1メートル位。全身が毛に覆われていたが、眼鏡をかけた上品な女性だった。
遭遇年月 :昭和4年1月
遭遇者 :斎藤ハル(当時50歳)
証言 :身長1メートル50センチ位。幼い子供のような顔。熊のような体をしており、マフラーを巻き、ゴム長靴を履いていた。
遭遇年月 :昭和5年1月
遭遇者 :坂田作治(当時20歳)
証言 :身長1メートル位。大きな目で、女性のような顔だったが、全身が白い毛に覆われていた。
遭遇年月 :昭和7年2月
遭遇者 :島田八十吉(当時21歳)
証言 :身長60センチ位。眼鏡をかけた女の子のようだったが、獣のような体だった。小さい頃に亡くなった妹に似ていた。

双子のアナタニサマ
小見出し
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2月2日。なにか特別なことが起こる、かも…。

21世紀に呼び覚まされたアナタニサマの物語、まだまだ続きます。



13人のアナタニサマ
一日限りの屋外特別展示、決定!

 札幌の美術ユニット、ReguReguが過去の目撃証言をもとに再現した13人のアナタニサマ人形すべてを、真冬の厳寒の屋外に展示します。リアリティとファンタジーのあわいの世界にぜひ足を踏み入れてみてください。
2月2日「アナタニサマの日」記念
屋外特別展示
『文学の妖精 アナタニサマ展』

日時:2024年2月2日(金) 16:00~20:00
会場:小樽運河プラザ 中庭(小樽市色内2-1-20)
入場無料
special thanks:ReguRegu

Celebrating "Anatanisama Day" on February 2nd
One Day Only Special Outdoor Exhibition
"Anatanisama, The 13 Book Fairies"

 13 Anatanisama dolls, created by ReguRegu based on the eyewitness accounts, will be exhibited outdoors for the first time. Meet them out in the snow and experience the magic of literature!
2024.2.2 Friday 4PM - 8PM
at Canal Plaza Patio
Free Entry